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竹島 多賀夫先生VOICE

富永病院 竹島 多賀夫先生

社会医療法人 寿会 富永病院 副院長・神経内科部長・頭痛センター長 竹島 多賀夫先生にお尋ね致しました。

―― 先生が頭痛やパーキンソン病に関心を持たれたのはどのようなきっかけでしょうか。

竹島先生: 高校生の頃から脳に興味があり、もっと脳のことが知りたくて医学部に入りました。私が進んだ鳥取大学医学部は、神経分野を重視していた大学で、脳幹性疾患研究施設があり、脳神経内科、脳神経外科、神経小児科、神経病理の4部門があったんです。私はその時の脳神経内科の教授に師事したのですが、その教授にある日「頭痛の研究をしてみないか?」と勧められたのがきっかけでした。
大学院での研究テーマが頭痛になり本格的に頭痛研究を始めました。
パーキンソン病についていえば、もともと興味を持っていたこともあり1年半くらいアメリカに留学していた時にもパーキンソン病をテーマに基礎研究を行いました。
また、認知症について近頃はパーキンソン病と近い認知症の研究も随分進んできていますが、私が大学で一緒に机を並べていた先生達が認知症を一生懸命勉強されていたので、私も一緒に勉強をさせてもらうようになりました。

―― 先生がお考えになる、患者様にとって治療に良い環境とはどういうものでしょうか。

竹島先生: 患者さんに選択肢が多くあって、いつでもどこでもその時点で利用可能な最新の薬や治療技術、医療に、自由にアクセスできること。また、患者さん自身にとってもその時に受けられる最も質の高い医療環境が身近にあるという事ではないでしょうか。

―― 現在、頭痛やパーキンソン病に対する日本人の意識の変化はあるでしょうか。

竹島先生: 以前は頭痛は仕方がないものだと諦めている人が多かったですね。しかし、最近は治療が必要で、治療が可能な疾病だという認識を患者さんが持たれるようになって、病院の頭痛外来に相談に来られる人も増えています。まだまだ受診率は高くないですが、それも少しずつ高くなってきていると思います。もう一つには世の中の流れというのもあると思います。もともと片頭痛は女性に多い疾患ですが、女性の社会進出が進み、キャリアをもっている女性も多くなりました。そうなると、頭痛のせいで約束した会議に出席できないなど、仕事に支障をきたすわけにはいかないという理由から、治療を希望される方が増えているように思います。
パーキンソン病に関して言えば、以前はどちらかというと不治の病のような印象をもたれる方が多かったのですが、治療薬がずいぶんと開発されてきてコントロールも大分よくなってきています。高齢の方が多い疾患ですが、疫学調査によるとパーキンソン病関連死は直接パーキンソン病でなくなる方が半分以下ぐらいであり、半分以上の方はほかの癌や脳卒中といったパーキンソン病以外の理由でお亡くなりになる方が増えているんです。それは、逆に言えばパーキンソン病が直接の寿命に関わらない疾患になってきているのではないかということです。患者さんもそれを理解しておられて、より良い治療を求めている、という状況だと思います。ただ、完治というところまではいっていないのでそれが次のステップですかね。

―― 現在、多数の治験を実施頂いておりますが、治験を実施する上で最も注意されている点はどのようなところでしょうか。

竹島先生: 治験というのは、最終的には患者さん自身のためになるものだと思います。新しいお薬の開発は、その病気で困ってらっしゃる患者さんを助けるためのものですよね。そのためには、やはり患者さんに協力していただく必要があります。だからと言って決して患者さんに直接ご迷惑がかかるようなことや不安を感じさせるようなことは避けないといけません。もちろん良質なデータを集めないといけないですが、同時に患者さんの安全を最優先にした上で、開発に協力していただくことが一番大事かなと思います。

―― 今後、どのような治験にご興味がありますか。

竹島先生: 頭痛は根本治療ができるような、さらなる選択肢が増えるといいなあと思います。認知症にも同様のことが言えますね。パーキンソン病の治療薬は、かなり出揃った感はありますが、まだ今使用できる薬でコントロールがうまくいかない方たちもたくさんいますので、そういう方たちの助けになってくれる薬が出てくるといいなあと思います。
再生医療の分野も色々あります。民間病院では実施できないハードルの高いものもあるかもしれませんが、逆にフットワークが良くてやりやすいものもあると思います。富永病院でも脊髄損傷の再生治療や脳梗塞治療についてはかなり近い将来実施できると思っています。

―― 先生の夢をお聞かせください。

竹島先生: 片頭痛やパーキンソン病が完全に治るようになるような治療法が開発されることですね。患者さんから「治らないんですね」と結構言われます。コントロールはできるんですが完治はしない。完治のレベルの治療ができればと思いますね。

―― 先生のパワーの源をお聞かせください。

竹島先生: 患者さんの「笑顔」と「ありがとう」という言葉を聞いたときですね。

―― CRCに望むものはどのようなものでしょうか。

竹島先生: 最近、臨床研究の不正が発覚したことを受けて、規制が厳しくなっていますよね。やむを得ない部分もありますが、形式的なものが多すぎる気がします。そちらを重視するあまり、臨床試験の本当に大事なデータが軽く扱われてしまっているような印象があります。本質的なものを見失わずに臨床試験を組んでいただきたいですね。
一人ですべてやることを考えたら補助していただいて大分楽なんですけど、CRCさんには更にしっかりサポート頂き、もっと効率よく診療できるようにしていただきたいと思います。

―― 弊社のCRCについてご意見などございましたら教えてください。

竹島先生: 明るくて何でも気楽にやってくださり、一緒に働きやすいです。いろいろ頑張ってくれていると思います。私の企画している勉強会や研究会にも積極的に参加いただいていて、知識を増やしてくれているのもすごく良いと思います。

―― 本日はお忙しい中、貴重なお話をお聞きすることが出来ました。ありがとうございました。

インタビュアー:ピープロジェクト CRC西田、三浦、金子

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